宗教にとらわれない人前式の挙式
結婚式といってまず思いつくのは、キリスト教や神道、仏教など、神様や仏様に結婚の許しを得たり結婚を認めてもらったりする形ではないでしょうか。しかし、結婚を許したり認めたりするのは、式場に集った人々という式があり、それを人前式といいます。参列者全員が、ふたりの結婚の証人となって門出を祝す、アットホームで温かみのある式をおこなうことができます。人前式には、それぞれの宗教にのっとった儀式ややり方のようなものがありません。そのため、式をおこなう場所やスタイルなどを自由に選ぶことができ、ふたりならではの結婚式を創ることができます。また、身内や参列者にどのような宗教観の方がいても、安心して出席してもらえます。
人前式はどこでできる？
人前式をおこなう場所に特に決まりはありませんが、いくらアットホームでも神聖な式であることを考え、ふさわしい場所を選ぶことが大切です。ガーデンウェディングやレストランウエディング、一軒家のゲストハウスウエディング、船上ウエディングなどいろいろなパターンがあり、結婚式場によっては、専用の式場があったり、十字架を外したチャペルでおこなえるところもあります。式の内容も自由ですが、多く選ばれているのは、誓いの言葉や指輪の交換、結婚証明書への署名などです。誓いの言葉は、人前式の中でもっとも重要なシーンのひとつといえます。相手を思う気持ちの確かさや、自分たちの結婚への心構え、どのような家庭を築きたいかなどを具体的に述べて、参列者に聞き届けてもらいます。